武蔵小杉の再開発地域である、サードアベニューを歩いていると、道路に写真のような印がたくさんあるのを見かけます。

これは何でしょう?分かる人いるかな?



正方形のものもあれば、長方形のものもあります。

答え⭐️
これは、道路と民有地の境を示す川崎市の境界標です!
▼角プレート
サイズは4.5センチ✖︎4.5センチです。

▼側面プレート
サイズは4.5センチ✖️10センチです。


ちょっと難しいですが、川崎市境界標ガイドラインには以下のような説明があります。

このような形で、道路側と民有地の境を表しています!
ガイドラインによると、
・境界標は、道水路等の屈折点に設置する
・直線部分は25〜30メートル間隔で設置する
などのルールがあります。
▼屈折点に設置されている境界標


道路が曲がっているところは境が分かりにくくなるので、曲がる部分に境界標が設置され、境を明確にしています

武蔵小杉のサードアベニュー辺りではたくさん見かけるけど、例えば新丸子にはあまりないような気がするよ。
境界標は、再開発や区画整理が行われた地域や、公共用地(道路や公園など)と民有地が入り組んでいて、トラブルになりやすいと考えられる地域などに多く設置されています。逆に古くからある街や、暗黙の了解で土地の境界線が決まっているところにはあまり設置されていないという特徴があります。
新丸子は武蔵小杉と比べると再開発が進んでいるわけではないので、境界標が少ないんですね。とはいえ、最近建て替わった建物の付近には必ずありますので、見てみてください💡
▼川崎市境界標設置ガイドライン(令和5年4月1日改定)
https://www.city.kawasaki.jp/530/cmsfiles/contents/0000107/107178/815CKyoukaiSettiGuid.pdf