2025年は9/13と9/14に例大祭がある小杉神社。小杉神社には2つの鳥居があるのをご存知でしょうか?
1つは等々力緑地に近い正面側(宮前商店がある側)、2つ目は南側(住宅地側)の鳥居です。
▼正面側の鳥居

▼南側の鳥居

小杉神社のあった場所は、もともと杉山神社がありました。杉山神社の本殿は、今の南側の鳥居の正面の位置にあったそうです。
江戸時代の文献には、小杉村の鎮守として、「杉山社」・「神明社」・神明社の相殿である「総社権現」の三社があったとの記載があります。

ねこちゃん
相殿ってなんですか?

とろろ先生
相殿とは、「あいどの」と読みます。神社の社殿において、主祭神とは別に同じ神殿に合祀されることを言います。複数の神様が同じ殿に祀られることですね。
1951(昭和26)年、杉山神社に神明社と天満宮を合祀し、小杉神社と改称。その後、1969(昭和44)年に改築され、現在の姿になったそうです。
⛩️2つある鳥居の謎の答えは⛩️
合祀されたことにより、正面側の鳥居が神明社の鳥居、南側の鳥居が杉山神社の鳥居として残されたということなんですね💡
ちなみに神明社は、今の小杉陣屋町公園(通称:さんかく公園)の場所にありました。
普段の小杉神社は、とても穏やかな空気感があります。樹齢150年以上の欅や合祀された天満宮もありますので、歴史を感じてみてくださいね🌲
▼現在の本殿

▼150歳以上の欅

▼天満宮

天満宮はまだ子どもが小さいときに、よくお参りしました😊子どもにとって、本殿より控えめな天満宮の大きさがちょうど良かったのでしょう。その頃は合祀された天満宮だとは知らなかったのですが、また改めて少し大きくなった子どもたちと歴史を伝えつつお参りしたいと思います。